Connecting the Dots

米国証券法、デリバティブ、香港証券市場について学んだことを書いていきます。当ブログは法的アドバイスを提供するものではありません。ブログ中の意見にわたる部分は個人的見解であり、私が所属する事務所の見解を述べるものではありません。

香港観光スポット−Central Mid Level Escalator

今回は、香港の10大観光スポットの1つの、Central Mid−Levelにある世界一長い屋外エスカレーターについて紹介したいと思います。

このエスカレーターは、Centralという金融街の裏手にあり、長さは800メートル近くあり、下から上までは約23分ぐらいかかるそうです。映画「恋する惑星」の舞台にもなったそうです。このエスカレーターが登っていく両脇には、西欧人が好きそうなおしゃれなイタリアン、フレンチ、メキシカンなどのお店と香港ローカルなお店が混ざって並んでおり不思議な空間を醸し出しています。私の住んでいるサービス・アパートはエスカレーターを登りきった場所にあるので、このエスカレーターを毎日通勤に使っています。このエスカレーターが動いていないと、1キロ近くある地獄の心臓破りの坂道を自力で上がる必要があるので、このエスカレーターは私の生命線でもあります。

以下、エスカレーターと何度も書くのが面倒なので、このエスカレーターのことを「彼」と書かせてもらいます。

ただ、彼は、上りと下りの2本あるわけではなく、結構いけずな奴でなぜか1本しかありません。住み始めた当初、他の仲間がどこかに隠れているのではと周辺を探したのですが、どうやら仲間は近くにいないようです。彼の横には、とても幅の広い階段があるので、スペースの問題ではなく敢えて彼は一人でいるようです。

また、彼の良い所でもあり、悪い所でもあるのですが、彼はとても規則正しい生活を送っています。彼は、午前10時頃までの通勤ラッシュの時間帯は下り運転をしており、そして午前10時頃を過ぎると上り運転になります。そして、夜12時ピッタシにご就寝されます。

この前、彼の就寝時間を知らずに、午前1時過ぎぐらいまで香港ナイトをエンジョイしいい感じで酔っぱらった後に、さて彼に乗って優雅にお家に戻ろーと思ってたところ、ご就寝中の彼を見て愕然としました。もしかしてスイッチを押せば動いてくんじゃないかと、淡い期待をもって一通りどこかにスイッチがないか探してみました。しかし、通りすがりの優しい白人の兄ちゃんが夜12時をすぎると止まるんだぜと声をかけてくれて、颯爽と坂道を登っていくのをみて、探すのをあきらめました。

結果、サウナ風呂のようなムシムシした気候の中、汗ダクダクで坂道を上り、せっかくのほろ酔いから完全に覚めてしまいました。シャツに汗べっとりつけて戻ってきた私を見たアパートのコンシェルジュの人が、ニヤニヤしながら彼は12時に寝てしまうからその前に戻ってきた方がいいぞと教えてくれました。

その日以来、コンシェルジュの人は、通常のサービスに加えて、私が夜中アパートに戻る度に、後何分遊べるぞとニヤニヤしながら教えてくれるというサービスを追加してくれています。